ミノキシジルとは何か?

ミノキシジルはもともと血圧を下げる薬として開発された

発毛薬といえばミノキシジルという名前を一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ミノキシジルはもともと発毛薬として開発されたものではありません。最初に開発されたときは「高血圧の患者さんの血圧を下げるための経口薬」として開発されていました。

開発していた製薬会社はアメリカのアップジョン社(のちに統廃合を繰り返し、現在のファイザー製薬に統合された)で、開発していたのは1960年代といいますから、僕も含めこれを読んでいるほとんどの人は生まれていないのではないでしょうか?かなり昔から開発が始まっていた歴史のある薬なんですね。

 

 

患者の体毛が濃くなったことから発毛剤としての研究へ

血圧を下げるために飲まれていたこの薬ですが、飲んだ高血圧の患者さんたちに体毛が濃くなったり脱毛症を回復させる効果がみられたことから「ハゲや脱毛症の治療薬」としての研究が始まりました。

 

犬の心臓が破裂!?ハゲ用飲み薬としての開発は断念

ところがハゲ治療の薬として開発がすすめられるなかで、重篤な副作用があることもわかってきました。

wikipediaでミノキシジルを調べてみると、次のような記載があります。

「ミノキシジル」は、AGA治療向けの内服薬として開発が行われていた。しかし、イヌを使った動物実験の結果、心臓破裂で死亡した例があり、内服薬としての開発は中止された。 

!!!

怖いですね^^;

こうした副作用の影響を鑑み、内服するのは危険ということで「内服薬」としての開発は断念し、外側から塗りつける「外用薬」として販売されることになりました。

 

世界初のミノキシジル外用薬「ロゲイン」

ロゲイン

こうして発売されたのが、世界初のミノキシジル2%配合の外用薬「ロゲイン(Rogaine)」です。

[aside=”normal”]事業売却の関係で現在ロゲインの販売元はファイザー製薬ではなく、ジョンソン&ジョンソン社傘下のマクニール社となっています。[/aside]

 

*日本では「リアップ」が発売に

リアップ

その後日本でも1999年に、初のミノキシジル外用薬として「リアップ」が大正製薬から発売されました。「リアップ」はミノキシジル1%と「ロゲイン」よりも低い配合量でしたが、2009年にミノキシジルが5%配合された「リアップX5」が発売されています。

 

海外ではさらに高濃度のミノキシジル外用薬も

最近ではアメリカのPolaris Research Laboratories社が開発・販売している「ポラリスシリーズ」などで高濃度のミノキシジル外用薬が出回っています。

シリーズのなかでも「ポラリスNR-09」はミノキシジルがなんと15%濃度で配合されています。

 

ミノキシジル外用薬の効果は?

ではミノキシジルにはどれくらいの発毛効果があるのでしょうか?

これは大正製薬のリアップ公式サイトから引用させていただいたデータになりますが、治療開始2ヶ月目くらいから毛髪量が増えているのがわかります。

(参考:リアップの発毛効果データ

ミノキシジル 効果

濃い色のグラフが「リアップX5」(ミノキシジル5%)、薄いほうが「リアップ」(ミノキシジル1%)です。1cm2あたりの毛髪本数の変化をしめしたグラフですが、開始3ヶ月後で20本程度増えています。

こうしたデータを見ると、「本当に生えるんだ!」と希望がわいてきますね。

 

細かい作用機序はまだわかっていない

実際に発毛効果がみられているミノキシジルですが、どのようなメカニズムで発毛を促進しているのでしょうか?

一般的には「血管をひろげることで毛細血管の血流を促進し、毛母細胞や毛乳頭に必要な栄養分が充分に届くことで発毛が促される」というような説明がされていますが、その作用機序のすべてが正確にわかっているわけではないようです。

たしかに血流がよくなるだけで、ここまで体毛が濃くなるものなのか?ちょっと不思議な感じもしますよね。

「毛が生えてくるから、よくわからんけど使っている」というのが、実際の状況に近いようです。

 

 

ミノキシジル外用薬(塗り薬)には副作用はないの?

副作用の危険から内服薬としての開発が中止されたミノキシジルですが、塗り薬としての副作用も可能性としては考えられます。

ミノキシジル外用薬の副作用としてもっとも感じやすいのは「頭皮の痒み」

ロゲインやリアップには成分を溶解させるためにプロピレングリコールという有機溶剤が用いられていますが、このプロピレングリコールに対するアレルギー反応によって頭皮に痒みを感じるケースがあります。またプロピレングリコール自体が皮膚への軽い刺激性をもつことも頭皮の痒みの一因と考えられます。

塗り薬としての使用であれば体内への吸収は限定されるので、内服に比べると重篤な副作用の可能性は低いといえます。が、最近は「ミノキシジル15%」といった高濃度の外用薬も海外で販売されているので、そういった高濃度のミノキシジル外用薬を使用する際は、内服する場合と同じように注意する必要がでてきます。

(参考:ミノキシジルの副作用について

 

 

飲み薬(ミノタブ)を発毛薬として認可している国はゼロ!

さて、ミノキシジルは内服用の薬としての開発は断念されたという話がありましたが、僕も含めミノキシジルタブレットを発毛薬として飲んでいる人はたくさんいます。

では、私たちがいま発毛用に飲んでいる「ミノキシジルタブレット」はいったい何なのかというと、「高血圧患者用の薬を、勝手に毛を生やす目的で飲んでいる」という状態なんですね。実際、ミノキシジルを発毛薬として認可している国は、世界にひとつもないのです。

なぜ、認可さていないにもかかわらずミノタブを飲む人が絶えないかというと、やっぱり外用するのに比べて発毛効果がすごいからだといえます。しかしその分副作用も外用薬よりも大きなものとなってきます。

今現在、日本でミノタブを手に入れる方法としては

●個人輸入で直接海外から入手

●AGA専門のクリニックで処方してもらう

という主に2つの方法が考えられますが、やはり副作用のことを考えると「クリニックで処方された薬を医師の管理下で服用する」のがいちばんだと思います。

僕自身、最初は安いからといって個人輸入で飲んでいたのですが、けっこう副作用には苦しめられました。クリニックであれば副作用にたいする的確なアドバイスがもらえますし量の調整などもしてもらえます。また薬の品質じたいを不安視することもないので、安心して治療に取り組むことができます。

 

まとめ

ということで、ミノキシジルについてお伝えしたいことを簡単にまとめてみると、

●発毛させる力が認められている

●塗り薬(外用薬)より内服するほうが効果も高いが副作用の危険性も高い

●内服する場合は、安心して飲めるクリニックがおすすめ 

といった内容になります。

できればこの発毛力で安全性も兼ね備えていれば何の躊躇もなく使用できるんですが、なかなか難しいところですね。

 

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