HARG(ハーグ)療法とAGA治療クリニックのメソセラピーの違いは?安いのはどっち?

こんにちは!ハゲ太です。

AGAクリニックの「メソセラピー」について調べていると、「HARG(ハーグ)療法」という治療法がメソセラピーにそっくりなことに気がつきました。

今回はこの2つの治療法にはどんな違いがあるのか?について調べてみました。

 

HARG(ハーグ)療法とは?

ハーグ療法は、メソセラピーと同じく

「(ヒトの幹細胞から抽出した)成長因子やその他発毛に役立つ成分を、直接皮下組織に注入することで発毛を促す治療法」

だといえます。

注入方法についてもメソセラピーと同じく、「注射による注入」や「炭酸ガス噴射(メドジェット)による注入」などいくつかの方法があります。

▲HARG療法を説明するこの図を見る限り、メソセラピーとの違いがよくわかりません・・

 

HARG療法とメソセラピーとの違いは何か?

そこでHARG療法とAGAクリニックでおこなわれる一般的なメソセラピーとの違いは何なのか調べてみると、次のようなものが確認できました。

1. HARG(ハーグ)療法は日本医療毛髪再生研究会によって開発・定義された治療法で、日本医療毛髪再生研究会によって認定された施設だけで治療が受けられる

つまり、広い意味ではメソセラピーの一種であるものの「これがHARG療法ですよ」という用法・治療法などが開発者によって定められていて、その開発者(=日本医療毛髪再生研究会)に著作権があるようなイメージなんでしょうね。

 

2. 注入する成長因子の由来が異なる

現在、AGA専門クリニックで使われているのは、主に培養液の中で育てられた幹細胞(人体の細胞の大元になる細胞)が培養液中に放出した成長因子です。

そして、脂肪由来幹細胞の培養液から抽出した成長因子を含む製剤(AAPE)はHARG療法に、人の皮膚由来幹細胞から抽出した成長因子を含むBenev製剤は、育毛メソセラビーやグロースファクター再生療法等に使われています。

(出典:発毛専門病院のAGA治療薬ガイド

注入する成長因子をどの部分の細胞から培養・抽出したか?という点が一般のメソセラピーとは異なるようです。

 育毛メソセラピー:皮膚由来の幹細胞から抽出した成長因子を使用

 HARG療法:脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子を使用

そしてどうやらHARG療法に使われている脂肪肝細胞由来の成長因子を含む製剤(AAPE)のほうがコストが高いらしく、それがHARG療法の高額な料金設定にもつながっているようです。

 

AAPE(脂肪肝細胞由来の成長因子)を使うHARG療法のほうが効果が高い?

ここで気になるのは「コストの高いAAPE(脂肪肝細胞由来の成長因子)を使用するHARG療法のほうがメソセラピーより高い効果が見込めるのか?」という点だと思います。

HARG療法の開発者の方が運営しているクリニック「HARG治療センター」の公式サイトを見てみると、「驚異の発毛率99%」とうたわれています。

はたして本当にそれだけの効果があるのでしょうか?

この点について、実際にAGA治療専門クリニックを運営されている院長の方が次のようなことを書かれていました。

HARG(ハーグ)療法は韓国Prostemics社が製造しているヒト脂肪幹細胞由来培養上清に、米Finningan Pharma社製の育毛剤であるmesoHAIRを混ぜあわせたものですが、現在様々な問題点が指摘されています。一つは有効性の根拠についてです。

(中略)

HARG(ハーグ)療法を施行していたドクターの話を聞くと、「30%程度の患者さんが満足すればいいかな」というレベルとのことでした。そもそも発毛率99%とは、何をもって99%としているのかが不明です(発明者のご自身が書かれた論文は2つだけありますが、論文の内容だけ見ても症例報告であり、エビデンスレベルは低く、とてもそのような広告を大々的に打てるレベルにはないはずです)。

発毛率99%の効果、根拠を示した(ご自身が書かれた論文以外の追跡)論文もなく、比較試験も行われてはおらず、仮に効果があるにしても非常に広告方法に問題があると考えています。

(出典:医師が本気で考えるAGA治療

このように「HARG療法をおこなっていたドクターの話」として「30%程度の患者さんが満足すればいいかな」というレベルだといっています。

またHARG療法をおこなう場合、HARG(ハーグ)治療単独でおこなわれることはめったになく「ミノキシジル・フィナステリドといったAGA治療薬と併用するケースが多い」ことからも、HARG療法単独でどれだけの効果が期待できるのか?という判断はなかなか難しいようです。

またこちらのサイト(美容医療相談室)にはHARG療法の口コミが掲載されていますが、なかなか厳しいコメントがならんでいました。

こうしてみてみると、「メソセラピーよりHARG(ハーグ)療法のほうが効果が高い」とは必ずしもいえないような気がします。

 

 

HARG(ハーグ)療法とメソセラピーの料金の違い

それではHARG(ハーグ)療法と一般的なメソセラピーの料金がどれくらい違うのか見てみましょう。

例)HARG(ハーグ)療法開発者のクリニック「HARG治療センター」の料金

◎治療法

・月1回の通院治療
・6〜10回1コースが基本

◎料金

1回15万円(税込)×回数

・6回:90万円(税込)
・8回:120万円(税込)
・10回:150万円(税込)

・・・ちょっとクラクラきますね。笑

ちなみに「HARG治療センター」の公式サイトでは「極端に安いHARG療法にはご注意ください!」と次のように注意喚起されています。

『他院でHARG療法の治療費用が極端に安い場合、使用する薬剤が違うか、有効成分の濃度が低い可能性があります。(このような治療法で「HARG療法」を名乗っている医療機関については、管轄機関が指導を行っております。)

HARG療法は非常に効果の高い治療法であるため、急速に採用するクリニックが増えたことで、一部の医療機関においてこのような行為が見られるようになっています。』

「安いHARG治療」があったとしても注意したほうがよさそうです。

 

一般的なAGA治療メソセラピーの料金

では次にAGAクリニックのメソセラピーの料金の例をみてみましょう。

治療回数はHARG療法と同じく6〜10回程度が一般的です。

 1回分の料金(税込)参考:8回分の料金(税込)
AGAスキンクリニック75,600円604,800円
銀座総合美容クリニック19,940円159,520円
湘南美容外科クリニック69,800円558,400円
TOMクリニック54,000円432,000円
HARG(ハーグ)療法 1,200,000円

 

同じ「8回」で比較すると、HARG(ハーグ)療法の120万円(税込)といかに費用に違いがあるかがよくわかりますね。

特に「銀座総合美容クリニック」はメソセラピーの費用が安いだけでなく、接客や医師による診療の丁寧さでも評判が高く、東京に1院しかないにも関わらず全国から患者さんが集まるそうです。

メソセラピーのこれだけの価格差を考えると、交通費をだしてもお釣りがくるというのも、全国から患者さんが集まる理由のひとつかもしれませんね。

 

 

まとめ

以上、今回はAGAクリニックでおこなわれている一般的な「メソセラピー」と「HARG(ハーグ)療法」の違いについて調べたことをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

個人的には、コスト的に考えても「治療内容・効果にそれほどの違いはなさそう。メソセラピーで充分では?」と感じました。

メソセラピーですらAGA治療の第一歩としては必須なものではなく、「どうしても短期間で毛量を増やしたい」「1年ほどAGA治療薬による治療をしたけど効果がなかった」といったケースに限り検討すべき治療法だと思います。

 

HARG療法について検討されている方は参考にされてみてくださいね!