AGAの遺伝子検査の費用や信憑性について|やってみる価値はあるの?

こんにちは!ハゲ太です。

AGAクリニックのメニューとして「AGAの遺伝子検査」というのをみかけることがあります。

今回はこのAGAの遺伝子検査について、本当にこれで自分がAGAかどうか判定できるのか?その信憑性や費用等についてみてみたいと思います。

 

 

自分がAGAかどうか知りたい

「髪が薄くなってきたかな?」

と気になり始めたとき、

「この薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)なのかどうか?」

というのは気になりますよね。

 

この判断はその後の運命を大きく左右する可能性があります。

なぜなら一般的な「AGA治療薬」として知られているプロペシア(フィナステリド)やミノキシジルには副作用があるため、ある程度のリスクをとらないといけないからです。

こんにちは!ハゲ太です。 今回は性機能にさまざまな影響をもたらすといわれている「フィナステリドの副作用」を実感した件についてお伝えしてみたいと...

そんなとき、「自分の薄毛がAGAかどうか?」を確実に知ることができる手段とされているのがAGA遺伝子検査です。

 

AGA遺伝子検査とは?

AGAによる薄毛のメカニズムには【DHT】(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが深く関わっていますが、だたDHTがあるだけでAGAが進行するわけではありません。

髪の毛の成長を左右する「毛乳頭細胞」にあるホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に【DHT】がぴったりはまってしまうことで薄毛のメカニズムが作動しはじめるんですね。

このアンドロゲンレセプターの「DHTとのくっつきやすさ」には遺伝による個人差があるといわれていて、それを確認することでAGAリスクを判定するのが「AGAの遺伝子検査」です。

 

DNAの塩基配列によって「AGAになりやすさ」が判定できる?

「DNAの塩基配列」については高校の生物で習った記憶がある方もいるかもしれません。

アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトニン(C)

この4つですね。

これら4つの塩基は「3つセット(AAT、CGCなど)」でつくられるアミノ酸を指定しますが、

AGAの場合は「CAG」「GGC」という2種類の3連塩基がどれだけリピートしているかによってAGAのリスクが判定できるとされています。

 CAG,GGCのリピート数が38より少ない:AGAのリスクが大きい

 CAG,GGCのリピート数が38より多い:AGAのリスクが小さい

難しいですが(汗)、これでAGAの可能性が高いかどうかが確認できるんですね。

 

 

 

遺伝子検査はAGAクリニックに行かなくてもできる

「AGAの遺伝子検査」は多くのAGA薄毛治療クリニックでメニューになっています。

クリニックによって多少料金に違いはありますが、一般的にはだいたい20,000円前後のところが多いようです。

(参考:湘南美容外科クリニック

 

 

が、最近では自宅でDNAを採取して申し込める「AGA遺伝子検査キット」というものもあるようですね。当然ながら費用も安く済ませられます。

男性型脱毛症・遺伝子検査キット

こちらの検査キットを使えば12,000円(税別)でAGA遺伝子検査をしてもらえます。

 

実際にAGA遺伝子検査を試した方のレポート

また、こちらのサイトでは実際に遺伝子検査キットを使って遺伝子検査の結果を確認された方のレポートが掲載されています。

AGA遺伝子検査キット 実際に試してみました

こちらのレポートによると、実際に遺伝子検査をやってみた結果は「AGAリスク:小」だったとのこと。

んじゃぁあ、なんで、ハゲてんだぁぁあああ!!!

(笑)

たしかにハゲているのに原因が「AGAではありません」といわれたら途方に暮れてしまいますよね。

 

 

薄毛の原因がAGAかどうか、遺伝子検査をしても確実なことはわからない?

実は遺伝子検査をしても、AGAかどうか確実なことはわからない、という話もあります。

wikipediaには以下のような記載があります。

1998年に報告された、48名の男性と60名の女性を対象にした比較的小規模な試験で、AGA患者でCAGリピート数が少なかったとの報告があったため、日本ではAGAの遺伝子検査と称して、主にCAGリピート数が調べられるようになった。

しかし、その後、過去に行われた8つの研究をメタ解析し、2074名のAGA患者と1115名のコントロールを比較した結果、CAGリピート数、GGCリピート数とも、AGAリスクに関しての相関は認められなかった。

 

つまり、充分な被験者数を対象にした結果をまとめなおしてみると、思ったよりDNAの塩基配列とAGAとのあいだに相関関係がみられなかったということなんですね。

 

とうことはつまり、「AGA遺伝子検査キット 実際に試してみました」の方のように「AGA低リスクと判定されたけど、ハゲてしまっている」場合、「実はAGA」ということは充分あり得るということです。

こうなってくると「薄毛の原因がAGAかどうか?」を判断するためにAGA遺伝子検査をするメリットというのは、ほとんどないといえるのかもしれませんね。。

 

遺伝子検査でプロペシア(フィナステリド)が効くかどうかがわかる?

実はAGA遺伝子検査にはもうひとつのメリットがあるといわれています。

それは、AGAの治療薬であるプロペシア(有効成分フィナステリド)が効果を発揮するかどうか?がわかるということです。

 

『男性型脱毛症のフィナステリド治療効果とアンドロゲン受容体遺伝子CAGリピート多型との相関性』

佐藤明男*, 有馬裕子*, 小島夕葉**, 豊島公栄**, 岡田太郎**, 石井良典***, 倉田荘太郎****, 吉里勝利*
*東京メモリアルクリニック, **株式会社フェニックスバイオ, ***大宮スキンクリニック, ****くらた医院
SKIN SURGERY 17(2): 80 -86 2008

こちらの報告によると、AGA患者149名を対象に遺伝子検査をしたところ、

「塩基配列「CAG」のリピート数が少なければ少ないほどフィナステリドが効果を発揮しやすい」

という結果が得られたそうです。

 

被験者149名というのは充分な数ではないかもしれませんが、遺伝子検査によって「プロペシア(フィナステリド)で治療効果が期待できるのか?」ということがわかる可能性はあるということですね。

 

 

まとめ

以上今回はAGAの遺伝子検査についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回調べてみて、肝心の「AGAかどうかの判定」については信頼性が薄いということがわかってちょっとびっくりしました。

その割には遺伝子検査をメニューに加えているAGAクリニックってけっこうあるような気がします。

 

ただ「フィナステリドが効きやすいかどうか?」を知ることは、多少なりともリスクがあるフィナステリドの服用を始めるにあたってひとつの判断材料にすることができます。

「もう後がないのでフィナステリドなど医薬品による治療をはじめてみたいけど、もう少し確証がほしい」

という方であればやってみる価値があるかもしれませんね。