ヒオウギエキスの育毛効果|DHTを抑制するって本当?

こんにちは!ハゲ太です。

チャップアップやフィンジアに配合されている「ヒオウギエキス」は

AGAによる薄毛の原因である「DHT」(ジヒドロテストステロン)を抑制するはたらきがあるといわれています。

医薬部外品の「指定成分」ではないのですが、実際どの程度のDHT抑制効果が期待できるのでしょうか?

今回はヒオウギエキスの効果について詳しく調べてみました。

 

ヒオウギエキスの効果とは

ヒオウギはアヤメ科の植物で、日本、台湾、中国、インド北部など、東アジアの広い範囲に自生しています。

咳や痰をおさえたり、炎症を抑えるための民間薬としても古くから利用されてきたそうです。

 

ヒオウギエキスの効果の源は「イソフラボン」

乾燥させたヒオウギの根茎から抽出したエキスにが「ヒオウギエキス」なわけですが、このエキスには「イソフラボン」が含まれています。

イソフラボンといえば豆腐などに含まれる大豆イソフラボンを思い浮かべる人が多いと思いますが、ヒオウギエキスに含まれるイソフラボンはちょっと違います。

 

いろんな種類があるイソフラボン

イソフラボンは植物の苦みや色をつくるポリフェノールの一種である「フラボン骨格をもつ化合物の総称」で、いろんなタイプがあります。

たとえば「大豆イソフラボン」と総称されているは

  • ダイゼイン
  • ゲニステイン

という種類のイソフラボンです。

大豆イソフラボンの特徴として知られている

  • 女性ホルモン様作用
  • 抗酸化作用

これらは「ダイゼイン」や「ゲニステイン」の特徴なんですね。

 

いっぽう、ヒオウギエキスのイソフラボンはというと、

  • テクトリゲニン
  • イニゲリン
  • ベラムカンジン

といった、大豆イソフラボンとは異なる種類のイソフラボン群で構成されています。

そのため、同じイソフラボン群ではありませすが、異なる特徴をみせます。

 

大豆イソフラボンとは異なる、ヒオウギエキスのイソフラボン

たとえば『女性ホルモンのエストロゲンのように働く作用』は、ヒオウギエキスのイソフラボンにはほとんどありません。(比較して4%ほど)

また「テクトリゲニン」については最近特に「内臓脂肪・中性脂肪を減らすはたらき」があるとして機能性表示食品の成分として注目されていたりします。

 

 

イソフラボンのDHT抑制作用

さて、イソフラボンのなかでも「大豆イソフラボン」にはDHT(ジヒドロテストステロン)抑制作用があることが、人への臨床試験でも確認されています。

『Isoflavone supplements stimulated the production of serum equol and decreased the serum dihydrotestosterone levels in healthy male volunteers』

この実験では

  • 30-59歳の日本人男性28人が対象
  • 1日60mgの大豆イソフラボンサプリを3ヶ月摂取

このような内容で行なったところ、『DHT濃度が顕著な低下がみられた』ことが実証されているんですね。

 

ヒオウギエキスのイソフラボン(テクトリゲニン類)の効果は?

ヒオウギエキスに含まれるイソフラボンは大豆イソフラボンとはちょっと異なる「テクトリゲニン類」のイソフラボンです。

こちらのイソフラボンにもDHT抑制作用はあるのでしょうか?

 

DHTをつくる「5αリダクターゼ」を抑制するという研究

ヒオウギエキスのDHT抑制作用について調べてみると、DHTをつくる直接の原因となる「5αリダクターゼ」という酵素を、ヒオウギエキスが阻害するという研究がみつかりました。

ヒオウギ抽出物を含有するテストステロン5α−リダクターゼ阻害剤とその応用

これは、原料メーカーである「一丸ファルコス株式会社」がもっているパテント(特許)の資料に掲載されているものです。

 おそらくですが、チャップアップやフィンジアに配合されている「ヒオウギエキス」を供給しているのも、この一丸ファルコスだと思われます。

 

この資料に詳しい研究内容が記されています。

それによると、

■モルモットの皮膚から抽出したエキスを使った実験で、ヒオウギエキスによる明らかな5αリダクターゼの抑制作用がみられた。

■10匹のモルモットの毛の一部をバリカンで刈り上げ、0.7%程度の濃度のヒオウギエキスを1日2回、週5日、3週間塗布。

結果、対照群の毛の再生率50.1%にたいし、ヒオウギエキスは94.3%の再生率だった。

これらの内容から、ヒオウギエキスに含まれる「テクトリゲニン類」のイソフラボンについても

『5αリダクターゼ阻害によるDHT抑制作用がある』

といえる、とされています。

 

この研究内容をみると、たしかにヒオウギエキスには大豆イソフラボンと同様のDHT抑制作用があるといってよさそうですね。

 

ヒオウギエキスが抑制する5αリダクターゼは「1型」?「2型」?

ところで、「DHTをつくる5αリダクターゼを抑制する」というはたらきが僕らAGA(男性型脱毛症)を発症している者たちに役立つためには、もうひとつクリアにしておくべき点があります。

それは、「その成分が抑制できる5αリダクターゼは1型か、2型か」という点です。

5αリダクターゼには「1型」「2型」2つのタイプがあって、

  • 1型:主に「側頭部」「後頭部」に作用
  • 2型:主に「前頭部」「頭頂部」に作用

という違いがあります。

おわかりのとおり、AGAによる薄毛に関わっているのは「2型」の5αリダクターゼなんですね。

 

AGA対策は「2型5αリダクターゼ」への対処が必要

ひとことに「5αリダクターゼをブロックします!」といっても、ものによって様々で、なかには「1型」にしか効かないものもあったりします。

例をあげると、

  • 医薬品『プロペシア』の成分「フィナステリド」:「2型」
  • 医薬品『ザガーロ』の成分「デュタステリド」:「1型」「2型」
  • チャップアップなど育毛剤に配合されている「オウゴンエキス」:「1型」

オウゴンエキスのように「1型」にしか効かないのであれば、AGAにはほとんと関係ないことになります。

ヒオウギエキスの5αリダクターゼ抑制作用は「1型」「2型」どちらに効くのでしょうか?

 

研究内容からは不明なものの

さきほどの一丸ファルコス社の特許資料を見た限りでは、抑制した5αリダクターゼが「1型」なのか「2型」なのかの記載はありませんでした。

この点からは

「ヒオウギエキスがAGA対策になるかどうかは、なんとも判断し難い・・」

ということになります。

 

ですが、「おそらく2型にも効果があるのでは?」と期待できるデータもありました。

 

実際にヒオウギエキス配合ヘアートニックを使ってみたモニター・アンケート

同じ一丸ファルコス社の特許資料のなかに、実際にヒオウギエキスを配合したヘアートニックを使ったモニター・アンケートの結果がのっていました。

「男性20名・女性10名を対象に、ヒオウギエキスを配合したヘアートニックを1ヶ月間自由に使ってもらった結果」

のアンケートです。

 

それによると、「薄毛になやんでいた4人」のうち、3人が『育毛効果があった』と回答。

サンプル数はめっちゃ少ないですが(苦笑)、いちおう

「薄毛の悩みにたいして改善効果を感じた人がいた」

ということなので、

「ヒオウギエキスは2型の5αリダクターゼを抑制できる」可能性は高いといえるかもしれません。

 

「頭皮のコラーゲンの損失を防ぎ、髪を維持する」もうひとつのヒオウギエキスの効果

ここまでヒオウギエキスのDHT抑制(5αリダクターゼ抑制)効果についてみてきました。

実はヒオウギエキスにはもう1点、髪の毛の成長に役立つはたらきがあります。

「頭皮のコラーゲンを損失から守る」というはたらきです。

 

コラーゲンを分解する酵素「MMP-1」をヒオウギエキスが阻害

コラーゲンは健康な皮膚をつくる上でたいせつなタンパク質ですが、頭皮のコラーゲンは髪の毛の健全な成長のために欠かせない役割をもっています。

その大事なコラーゲンをどんどん破壊してしまう、恐ろしいコラーゲン分解酵素として知られているのが「MMP-1」という酵素。

このMMP-1は加齢や紫外線の影響などで増えていきますが、ヒオウギエキスにはMMP-1を阻害するはたらきがあることがわかっています。

『Tectorigenin inhibits osteosarcoma cell migration through downregulation of matrix metalloproteinases in vitro』

▲ヒオウギエキスに含まれる「テクトリゲニン類」のイソフラボンに、MMP-1を阻害する作用が見られたとする研究です。

ヒオウギエキスにはDHT抑制以外にも期待できる育毛効果があるんですね。

 

まとめ

今回はチャップアップやフィンジアに配合されている「ヒオウギエキス」について、どんな効果が期待できるのかについてみてきました。

いかがでしたでしょうか?

ヒオウギエキスと同じくチャップアップなどに配合されている「オウゴンエキス」なんかは「DHT対策の成分」とされているにも関わらず、AGAにはほとんど関係ない「1型」の5αリダクターゼへの作用しか確認されていなかったりします。

そいういうこともあったので、

「ヒオウギエキスもあまり配合しても意味がなかったりするんじゃないの?」

という目で見てしまっていましたが、なかなかどうして、しっかりした研究内容も見ることができたので、わりと期待してもいいように思えてきました。

「キャピキシル」の成分「ビオカニンA」の5αリダクターゼ抑制効果に比べると微妙なかんじもしますが、入っていてプラスにはなってもマイナスにはならない成分であるのは間違いなさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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