AGA(男性型脱毛症)とは何か?そのメカニズム

AGAとはAndrogen Alopeciaの略で、直訳すると「男性ホルモン型脱毛症」となります。

男性の薄毛の原因の多くがAGAだと考えられていて、その名のとおり「男性ホルモン」が深く関わっています。

 

AGAが発症したとき、何が起こっているのか?AGAのメカニズム

AGAが発症すると、通常の髪のサイクルが乱れることで薄毛が進行していきます。

AGAとは何か

出典:ヘアメディカル公式サイト

正常な髪のサイクルは外側のサイクルで、

●成長期:2〜6年
⇒●退行期:約2週間
⇒●休止期:3〜4ヶ月
⇒●成長期

このようなサイクルを一生のあいだに10〜40回ほど繰り返すといわれています。

AGAが発症すると、このサイクルのうち「成長期」が「数ヶ月〜1年」と極端に短くなります。それにより、図の内側のサイクルのように「髪が成長する前に抜け落ちてしまう」ようになり、薄毛が進行していくわけですね。

AGA発症のメカニズム

成長期がこのように短くなってしまうのには、男性ホルモンが深く関係しています。

まず一般的な男性ホルモンとして「テストステロン」というホルモンがありますが、このテストステロンが血流にのって毛根まで運ばれてくると、そこには「5-α還元酵素(リダクターゼ)」という酵素が存在しています。

そしてこの5-αリダクターゼという酵素がテストステロンに作用すると、テストステロンは「ジヒドロテストステロン(DHT)」という、「より強力な男性ホルモン」に変化をとげます。

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そしてテストステロンから変換された「ジヒドロテストステロン(DHT)」の作用によって、

●成長期に入る予定の髪の毛に「抜けていいよ」という信号が送られる

●毛根まわりの血流を阻害し、充分な栄養が毛乳頭・毛母細胞に届きにくくなる

このような影響によって髪の成長期が短くなり、薄毛が進行するわけですね。

 

AGAの治療法はこの一連のメカニズムにはたらきかける

AGAの治療法はこのメカニズムに働きかけて薄毛の原因をつぶしていくことになります。

たとえばAGA治療薬としてもっとも有名な医薬品成分に「フィナステリド」(薬品名は「プロペシア」など)がありますが、このフィナステリドはDHTを生み出すもとになる「5-αリダクターゼ」の働きを抑えることでAGAの進行をとめるというものです。

また最近一般的になりつつある「HARG療法」や「メソセラピー」といった治療では、細胞の成長や髪の毛への分化をうながす「成長因子」とよばれるタンパク質などを頭皮に直接注入することで、DHTの働きで弱った髪の毛の成長を促進していきます。

 

AGA治療をクリニックで行うメリット

HARG治療などは認定された医療機関でしか行うことはできませんし、医薬品であるフィナステリドも本来であれば医師の処方によってしか手に入れることのできないものです。

ただフィナステリドなどの医薬品に関しては、医薬品特許について他の国とは異なる常識をもっているインドのメーカーが非正規のジェネリック薬品を販売しており、「個人輸入」というかたちで医師を介さずに安価で手に入れることが可能になっています。

非常にコストがかからないので個人輸入によって薬を入手している人も多くいますが、フィナステリドや同じくAGA対策の医薬品として利用されることの多い「ミノキシジル」には副作用の可能性があるため、できれば医師の管理下で服用したほうが安心といえるでしょう。